国際モダンホスピタルショウ御礼

16日まで東京ビッグサイトで開催された国際モダンホスピタルショウ2010の弊社ブースに、多くの方にお立ち寄りいただき、ありがとうございました。


今回は電子カルテユニカルテ」の周辺機器に皆様の関心が高かったようです。


まずは、話題のiPad
弊社以外にも電子カルテの端末として出展しているところが結構ありましたが、
弊社はカルテの参照用だけでなく、内容入力にもすでに対応しています。今のところ、クライアントPCと同期して動作しますが、今後、クライアントPCと独立して使用できるようにする予定です。


次は、Bluetooth対応デジカメです。今回のショウの特徴の一つとして無線LAN関係の展示が多かったことです。
iPadも、その一つですが、ケーブルに制約されず、自由に機器を使えるというのは、大きなメリットです。このデジカメも写真を無線で対象患者に自動で貼り付けられるので、診療の効率化につばがるので、高い評価をいただきました。

なお、このカメラはリコー社製です。


これから情報通信はWEBやクラウドを中心に進化していきます。弊社もこの流れに沿って医療機関の皆様に商品とサービスをご提供してまいります。

国際モダンホスピタルショウ出展

Earth Date 2010.07.13

7月14日(水)〜16日(金)の3日間 東京ビッグサイトの東ホールで国際モダンホスピタルショウ2010が開催されます。これは病院を中心とする医療機関の健康・医療・福祉に関連する情報システム、医療機器、医療器材などを紹介する展示会です。弊社もシャープ・システム・プロダクト株式会社と長年、パートナー関係にあり、今年も同社のブース(F-73)に、電子カルテ「ユニカルテ」、医科レセコン「ユニ・メディカル」を出展します。

電子カルテ「ユニカルテ」については、今回、話題のAppleiPadを入力端末として出品します。弊社の電子カルテWINDOWS SERVER上で動作するクラサバ型システムですが、無線LANを利用して、iPadをクライアントの入力装置として利用できるようにしました。iPadは軽量、簡単操作、スピーディが売り物ですが、コメディカルが院内で持ち歩くのに適しています。

また、Bluetooth対応デジカメの画像を同じく、無線で電子カルテの患者フォルダーに添付する新機能もお見せます。写真を撮るのと同時に患者カルテにその画像が表示され、シェーマとして書き込みも可能です。

医科レセコンでは、今春の診療報酬改定に対応した領収証と明細書発行の使い分け機能がご覧になれます。明細書はすべての患者に必要ではないですから、簡単に発行の有無を選択できるようになっていることが重要です。ワンタッチで切り替えられるような機能を搭載しました。

レセプト電子請求が今月から義務化されていますので、レセプト・チェック機能の重要性が高まっています。弊社の電子カルテ、レセコンはいずれも高機能のチェック機能を搭載しています。

以上、簡単に展示の概要をご紹介しました。国際モダンホスピタルショウに来場の際は、シャープ・システム・プロダクト株式会社のコーナーにお立ち寄りください。

国際モダンホスピタルショウの公式サイトは医科のとおりです。
http://www.noma.or.jp/hs/

領収証・診療明細書の新方式

Earth Date 2010.07.09

医科用レセコン「ユニ・メディカル」と電子カルテ「ユニカルテ」の領収証・診療明細書の発行機能を変更しました。概要は以下のとおりです。


1 患者登録

患者登録画面で特記欄にコード登録しておくと会計で自動発行しません。

領収証が不要な方    コード 516
診療明細書が不要な方  コード 517


2 窓口会計

デフォルトは領収証・診療明細書が自動発行されますが、不要な場合は各々の不要ボタンを押すと色が変わり、発行されなくなります。毎回不要な場合は患者登録で変更してください。


3 自動発行のパターン

レセコン「ユニ・メディカル」、電子カルテ「ユニカルテ」とも自動発行には以下のようなパターンがあります。

領収証・診療明細書 ともにあり → 両方とも発行
領収証あり・診療明細書なし   → 領収証のみ発行


4 発行の書式

領収証、診療明細書 個別印刷  → A5、A6 2種類
領収証、診療明細書 同時印刷  → A5のみ


患者様の保険内容や希望に応じて無駄なく発行していただけます。

居宅介護ソフト「ユニケア」

Earth Date 2010.07.06

弊社は2000年の介護保険制度開始に合わせて、居宅介護事業者様向けの保険請求、業務支援ソフト「ユニケア」(注)を開発、販売しています。ラインアップは以下のとおりです。

1 ケアマネジャー編
  (ケアプラン作成、給付管理、電子請求データ作成・送信)
2 サービス事業者編
  (居宅サービス実績管理、保険対象外サービス実績管理、電子請求)
3 訪問介護業務支援システム
  (サービス入力管理、ヘルパー管理、利用者実績管理、介護保険請求)
4 介護タクシー業務支援システム
  (日常業務支援、介護保険請求、事業所管理)

(注)ユニケアはIPA独立行政法人 情報処理推進機構)の補助金を活用して
   開発したものです。
   IPAのサイトは http://www.ipa.go.jp/

2010年現在、ユニケアは第3世代にバージョン・アップしており、商品名も「ユニケア・ネオ2」になっています。

本日、毎月、定例のユニケア商品会議を行ないました。

議題は 前月の営業・開発 実績報告、当月以降の予定、商品改良検討などです。今月のトピックスは以下の通りでした。

■ WINDOWS7対応版をリリース
  6月23日に全ラインアップのWINDOWS7対応版を発売しました。
  有償保守契約されているお客さまには無償で提供いたします。

■ FAX配信ソフト(サービス事業者連絡用)
  WINDOWS7対応版を7月リリースします。

オンライン請求受付の変更

Earth Date 2010.07.03

レセプトのオンライン請求は支払基金国保連合会に社保と国保のレセプトを送信しますが、2010年7月分から支払基金の受付時間が変更になりました。国保連合会は現状のままです。以下に従来の受付時間帯と新しい支払基金の時間帯をお示しします。ご確認ください。


☆従来の時間帯と国保連合会

■ 請求期間 ■
請求可能期間       5日〜10日 9:00〜21:00
              (10日のみ24:00まで利用可能)
              ※休日(土・日・祝日)を含む
訂正可能期間       5日〜12日
請求状況確認可能期間   5日〜12日及び15日〜25日


☆7月分からの支払基金の時間帯

■ 請求期間 ■
請求可能期間       5日〜10日 8:00〜21:00
              (8〜10日のみ24:00まで利用可能)
              ※休日(土・日・祝日)を含む
訂正可能期間       5日〜12日
請求状況確認可能期間   5日〜12日及び15日〜25日


※訂正可能期間は、請求可能期間内に1度でもレセプトデータの送信を行った場合に12日まで訂正期間として請求が可能になります。


また、6月15日からオンライン請求の「振込額明細データダウンロード機能」が開始されていますが、こちらに合わせてオンライン請求画面のメニュー構成が全体的に変更されています。

このメニュー構成の変更は、支払基金のみとなります。(7月請求分より)
国保連合会は、変更ありません。

☆オンライン請求トップ画面のメニュー構成

(従来)
  レセプト送信
├医科
DPC
  請求状況
├医科
DPC
  増減点連絡書等
├増減点連絡書
├返戻内訳書
    :

(7月請求分より)
  ※正式に公開されていないのでボタン名称が異なる場合もあります。
  レセプト送信・状況
├送信(医科)
├送信(DPC
├状況(医科)
├状況(DPC
  コーディングデータ
  レセプト訂正・状況
├訂正(医科)
├訂正(DPC
├状況(医科)
├状況(DPC
  各種帳票等
├増減点連絡書
├返戻内訳書
├振込額明細
     :

オンライン請求の詳細については支払基金のサイトをご覧ください。
http://www.ssk.or.jp/claimsys/index.html

電子請求マスターについて

Earth Date 2010.07.02


レセプト電子請求するためには、病名や診療行為、薬価などがレセプト電算処理システムの保険請求コードになっていないと処理されません。これはレセプト電算処理マスターと呼ばれており、弊社のようなレセプト・システムを提供するベンダーは自社のシステムにこのマスターを利用して、電子請求に対応しています。以下にレセプト電算処理マスターの概要と現状をご説明します。


厚生労働省は、電子請求のみならず電子カルテを普及促進する立場から、医療現場で使われているレセコン、オーダリング・システム、電子カルテなどの医療システムのコードがまちまちであった状況を改善するため、医療用語・コードの標準化を図ることとし、レセプト電算処理マスターと電子カルテマスターの用語の統一とコードの対応付けを進めています。これを標準化作業といい、支払基金と財団法人日本医療情報システム開発センター(MEDIS−DC)が中心になって、その作業に当たっています。


レセプト電算処理マスターは次の3つに大別されます。

1.傷病名マスター
レセプト電算処理マスターとICD10対応電子カルテ用標準病名マスターとの相互の病名の統一とコード対応が行われており、現在も進行中です。今年も3月と6月の2回新たなマスターが発表になっています。

現在、傷病名は未コード病名(通称ワープロ病名)でも返戻対象になっていませんが、審査機関は電子請求義務化に合わせて、レセプト電算処理マスターの促進を強化しています。ワープロ病名は早晩返戻対象となるものと思われます。


2.医科診療行為マスター
レセプト電算処理マスターでは検査、処置、手術等はすべて「診療行為マスター」に収められていますが、電子カルテマスターでは「検査」と「手術・処置」に分割されています。これも標準化が進行中で、頻繁に改訂が行われています。

未コードの診療行為マスターは処理されないため、返戻となります。


3.医薬品マスター
MEDIS−DCが作成している標準医薬品マスター(電子カルテマスター)がレセプト電算処理マスターを含んでおり、新規医薬品や経過措置薬品の発表に合わせ、メンテナンスが行われています。

未コードの医薬品マスターは返戻となります。


4.その他
特定機材、コメント、修飾語マスターがあります。


以上が概要です。

電子カルテでレセプト電子請求するには、電子カルテマスターとレセプト電算処理マスターを利用することが確実な方法です。弊社の「ユニカルテ」もこのマスターを利用しています。

詳細は厚生労働省の診療報酬情報提供サービスのホームページをご覧ください。
http://www.iryohoken.go.jp/shinryohoshu/infoMenu/

レセプト電子請求義務化

Earth Date 2010.07.01

レセコン(電子カルテ含む)を使用している病院と調剤薬局は、2009年4月1日診療分から、また、診療所は2010年7月1日(今日)診療分から、健康保険のレセプトを電子請求(CDなどの磁気媒体またはオンライン)しなければなりません。

ただし、審査支払機関(支払基金国保連合会)に猶予申請していれば、調剤薬局は2011年3月末まで、病院・診療所は最長2015年3月末まで、紙による請求が認められています。

また、レセコンを使用していない病院、診療所、調剤薬局と2010年6月末までに65歳を超える診療所の医師、2009年3月末までに65歳を超える薬局の薬剤師は、免除申請を審査支払機関に出す(すでに締め切られています)ことによって、電子請求を免除され、紙によるレセプト請求を継続することができます。

弊社の調剤薬局レセコン「ユニ・ファーマシー」をご使用のお客様は4月からすでに義務化されていますが、医科用レセコン「ユニ・メディカル」、電子カルテ「ユニカルテ」をご使用のお客様で、免除・猶予申請されていない場合は、今月分から電子請求に移行していただく必要があります。すでに対応はお済みと思いますが、万一、未対応の場合は弊社まで早急にご連絡をお願いします。

弊社のレセプト機能を有するシステムは、すべて電子請求の仕様であるレセプト電算処理システムに対応しています。また、オンライン請求に使用するオンライン請求システム(ソフト)は支払基金から無償提供されますが、弊社システムにバンドルでき、データもワンタッチでインポートします。

レセプト電子請求の詳細は支払基金のサイトをご覧ください。
http://www.ssk.or.jp/rezept/index.html